心電図電極に使われている素材について
心電図は心臓の微弱な電流を感知して、それをデータ化するものです。
その測定をするためには、微弱な電流を感知するための測定部分を体に貼り付けて、そこからデータ収集をする必要があります。
その測定の際に必要になってくるのが、心電図電極と呼ばれる電極部分です。
この測定部分である電極部位は、皮膚に直接貼り付ける特性があることから、密着するような性質を持っていたり体にとって害のない成分で構成されていたりします。
そのため、基本的に素材に関しては、体への影響は無いと考えて良いです。
ただし、心電図測定の用途に応じて電極部分に取り付けられている素材の種類が変わるため、それらの素材の性質を知っておくと、より心電図が使いやすくなります。
心電図電極に使われている素材の主流として挙げられるのは、不織布とフォームテープと粘着ゲルの三種類です。
不織布の主な特徴としては、マスクと同じような素材でできていることから通気性が良く、長時間装着する時に向いている点があります。
フォームテープは粘着性の強い素材であることから、しっかりと心電図電極を体に取り付けられるのが特徴です。
そして粘着ゲルについては、粘着性が持続してくれるので貼り付け部位を間違ったとしても何度でも貼り付け直すことができるという特徴が挙げられます。
心電図を使用する際は、どのような用途で使用するのかを確認した上で、体に装着する際の素材を選ぶことが必要です。
その素材選択の際に、それぞれの特徴を知っておくことで、失敗せずに使うことができます。